2004年4月に行われた「西野明男先生の退職をお祝いする会」では、30年間のOBが集まりました。その後、「もう一度楽器を吹いてみたい」「OBバンドは作れないだろうか」などの声が高まり、西野先生、吹奏楽部顧問の先生方、諸先輩方のご意見を伺いながら、実現の可能性を探ってきました。
■OB会設立までの経緯(2005年2月16日現在)
平成16年6月26日 パーティー発起人慰労会 |
西野先生のご意向もあり、OB会設立、OBバンド結成の提案がなされ、その場の全員が賛成 |
平成16年8月9日 パーティー発起人による 決算報告会 |
OBの意見を聞くために、意見交換会を行うことが提案される |
平成16年8月27日 OB会設立についての意見交換会 |
基本的には同じ意見を持っていることが確認出来たので、具体的な検討に入るためのミーティングを行うことになった |
平成16年9月18日 第1回準備委員会ミーティング |
OB主催のコンサートを開催 会の名称を「All Hands on Deck 30’s」ではどうか 各代の写真、課題曲、自由曲を掲載したHPを作成する |
平成16年9月28日 開成訪問 【1】 |
開成訪問(碓井、岩堀、水戸、本野) 西野先生へ報告、練習見学 |
平成16年10月23日 第2回準備委員会ミーティング |
コンサート開催時期を2005年秋とする 吹奏楽部の現状報告。現役をサポートする為にも現役と合同で演奏会を実施する方向で意見がまとまる |
平成16年11月12日 開成訪問 【2】 |
開成訪問(碓井、岩堀、水戸)、顧問の杉山先生へ提案 基本的に合意を得る。西野先生へ報告 水戸による練習指導を実施 |
平成16年12月4日 第3回準備委員会ミーティング |
演奏会メンバー、練習方法等の検討 演奏曲目検討、先輩方への報告 |
平成16年12月9日 開成訪問 【3】 |
開成訪問(碓井)、杉山先生、千葉先生と打ち合わせ 演奏会の具体的な日程等が決まる。 ・演奏会はOB主催で行う ・日程は2005年11月または2006年1月 ・2005年4月2日に合同練習を実施 |
平成16年12月18日 第4回準備委員会ミーティング |
OBへの連絡方法の検討、代表者会の開催案 練習会場の検討 |
平成17年1月15日 第5回準備委員会ミーティング |
代表者会の詳細打ち合わせ、演奏曲目決定 西野先生に新年のご挨拶 |
平成17年1月22日 代表者会 |
各代の代表者にOB会設立の趣旨説明を行う。出席者38名 その後、懇親会 |
平成17年2月5日 第6回準備委員会ミーティング |
横須賀市文化会館 大ホール 申し込み 演奏会開催日が11月3日に決まる 総会開催打ち合わせ 会の名称を「逗子開成学園吹奏楽部OB会」とする |
平成17年2月16日 開成訪問 【4】 |
開成訪問(碓井、森谷、岩堀、水戸) 演奏会の構成、合同練習について打ち合わせ |
■代表者会での質疑応答
質問 | 回答 |
どのくらいお金がかかるのか? 大学で吹奏楽部に所属しているのでろくにアルバイトも出来ないので大きな負担は厳しい。 |
会費については今秋のコンサートが終わるまでは保留。なるべくお金がかからないように工夫していく。 通信方法はメールやHP等を利用して、経費がかからない方法でやっていく。また会費を徴収する場合は、金額や学生等には十分に考慮することとする。 |
お金をかけずにどのように現役を支援するのか。 「現役の支援」とは、やはり差入などの金銭的なものではないのか。 |
「現役の支援」とは人的支援である。 レッスン等による支援のことである。 コンサート等で収益があった場合は金銭面の支援を行うこともありえるが、現在のところ金銭面による支援は考えていない。 |
ここに集まったOBはモチベーションが高い人たちだと思うが、各代によってもいろいろ温度差があると思う。開成に対していい感情を持っていないOBや冷ややかに見ているOBもたくさんいる。 今後、どのように輪を広げていくのか?このままではモチベーションの高いほんの一部のメンバーだけになるのではないか? |
今回集まってもらったのは、縦のラインだけでなく、横のラインを作ってもらいたいからである。今後、連絡だけでなく同期会とかで横のラインを作ってもらいたい。 参加呼びかけはHPで積極的に行いたい。 今は興味がなくても1年後2年後に考えが変わるかもしれない。 「来るものは拒まず」で気長に参加を呼びかける。 |
今後卒業する新OBにも参加を呼びかけるのか | 当然広げていく。 |
西野先生に関しては上の代と我々は温度差がある。 我々は西野先生とはあまり接点がない。これからのOBたちも西野先生を知らない代である。今回のOB会設立は西野先生の教え子の会のように感じるがどうなのか? |
たしかに上の代と下の代では考え方が違う。 最初は「形」が必要と考え、このような集まりとした。 将来的には西野先生でなく「逗子開成吹奏楽部」としてのつながりのものを作っていくつもりである。 以上のことから、下の代だけでなく、故中村先生、渡仲先生の代にも参加を呼びかけていくつもりである。 |
我々が幹部になった年、1年間だけ西野先生の指導を受けた。現在はその時とは全く違う部活になっている。 開成に行っても指導がやりにくい感じがある、果たして現役の支援は上手くいくのだろうか? |
現在は練習時間が十分に取れないなどの問題がある。 顧問の先生と打ち合わせでも、「指導をしてもらいたい。」という言葉をいただいている。ここしばらくOBの指導というものがなかったこともあるので、今後じっくり話し合ってやり方を考えていきたい。 但し、昔のようなノリで学校訪問されては困る。 現在の学校の状況を理解した上で、学校と現役部員に迷惑をかけないようにしてもらいたい。 |